日本の学校教育でも心拍数の測定をすべきではないか?

鍛錬だ! 社会

皆さんイカがお過ごしでしょうか?のぶです。

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曖昧過ぎる日本の基準

先日大阪で体育の授業中に走っていた小学生の男の子が亡くなる痛ましい事件が起こった。

「体育でマスク」どうするか 学校と保護者が抱える苦悩

大阪府高槻市の小学5年の男児(当時11)が今年2月、体育の授業で走っている時に倒れて亡くなった。
-中略-
市教委のガイドラインは、マスク着用時には「呼気が激しくなる運動を控える」とも明記するが、市教委は「5分間走はタイムを競うものではなく、呼気が激しくなる運動にはあたらない」としている。
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「体育でマスク」どうするか 学校と保護者が抱える苦悩:朝日新聞デジタル
大阪府高槻市の小学5年の男児(当時11)が今年2月、体育の授業で走っている時に倒れて亡くなった。市教委によると、男児はマスクをつけて授業に臨んだとみられるが、死因との因果関係は分かっていない。熱中症…

心拍数を基準に激しい運動か判断できる

市教委のガイドラインでは、マスク着用時には「呼気が激しくなる運動を控える」とも明記するが、市教委は「5分間走はタイムを競うものではなく、呼気が激しくなる運動にはあたらない」

しかし、5分間走という運動は私からすると日常生活にはない運動になるし、5分間走るとかなり良い運動になり呼吸が激しくなる運動になると思う。

その観点からすると市教委の言い分は認めたくないのだが、そもそもの問題として「呼気が激しくなる運動」というのが数値化されてない非常に曖昧な基準なのが問題なのだと思う。

今読んでいる本「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」によると、アメリカの体育では、心拍数の測定を行いどのレベルが激しい運動なのかを客観的に数値で判断出来るようにしている。

そして教育に良い影響を与え数字にもはっきり出てきているようだ。

ここでポイントなのは心拍数が基準になっているところだ。

個人の身体能力に左右される足の速さを測定するのではなく、個人が体を動かしたことによって数値が上がる心拍数を図ることで、まじめに運動をしたかを測定できるのだ。

心拍数が高ければ、力を入れて早く走っていることがわかるし、低ければ力を抜いてゆっくり走っていることになる。
走行タイムだと本人の努力より身体能力で決まってしまう

ある意味心拍数を測定することで個人の努力を測定しているのだ。
昔は確かに心拍数を測定するのは難しかっただろうが、今はそこまで難しいわけじゃない、アメリカでは導入されている。

足の速さを測定するより、子供たちの努力を測定するほうが大切ではないだろうか?

安全基準にもなる

今回の大阪の事故も「呼気が激しくなる運動を控える」と言うあいまいな基準ではなく、「心拍数」で作っていれば科学的に防げるのではないかと思う。

また、学校生活以外でも心拍数を基準に無理なく運動をすることが出来る。

アメリカの体育では、生徒に心拍数測定のやり方を教えて先生は数値を確認する。
そしてこれを0時間授業として座学などの授業の前に行っているらしい。
そうすることで学校の成績もあがっているそうだ。

正しいIT教育とは?

今教育現場にIT導入が叫ばれているが、実際にITを使い健康管理するという身につく実践教育を行うのも良いのではないだろうか?

スマートウォッチも安くなってきて4000円も出せば、心拍数測定やカロリー消費が出来るものがある。

一度心拍数測定して、自分の体を測定、そしてそれを健康に活かす教育を学校で行う、そして体を動かすことが脳の活性化を促し心にも良い影響を与えることを子供のうちから学ぶことはとても素晴らしいことだと思う。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/072/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/02/01/1366430_2.pdf

文部科学省の資料を軽く見たけど、基本方針のためか凄くざっくりとした方向性しか書いてないし、ボールを使った運動とかそんなことしか書いてない。

ボールを使った運動とかは、誰でも子供のうちに自然と出来ることだろと言いたい。
でも、心拍数を測定してどのくらいの数値を目安に運動することが良いとか、上げすぎては駄目といった科学的見地をもとにした健康運動は一人では出来ない、指導者のもとでやるべき事だ。
アメリカの子どもたちにできて、日本の子どもたちに出来ないはずはない。
出来ないとしたら大人がダラシないために行われてないのだ。

もちろん今回のコロナのように日本人と外国人の身体数値をそのまま取り入れて良いとは思わない。しかし、やり方を参考にし試行錯誤の末に取り入れる事はできるだろう。

日本版0時間体育を取り入れて欲しいと切に願う。

 

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