お金の価値が変わる
インフレとデフレについて
個人DCについて前回話をしました。
個人型確定拠出年金こと個人DCをやる
将来は少子高齢化で、年金が無くなることはなくても、もらえる金額が少なくなり支給開始年齢が引き上げられる可能性はある。
投資したお金が無税や優遇される個人DCを行うべきだろうと言う話です。
これとはまた別に、これからデフレからインフレに変わろうとしている、政府が必死にやっていることを理解しておくと、個人DCへの理解が深まると思います。安倍首相と日銀の黒田総裁が今やろうとしていることにより「お金の価値が変わります」具体的に言うと、政府はお金の価値を下げようとしています。
現在はデフレである
お金を銀行に預けると言う行為は、デフレだった時代に凄く強いやり方でした。
牛丼が400円だったのが280円になったと言うことは、物の価値が下がって、お金が価値が高くなった。お金で貯蓄することが賢いやり方だったのです。
以前は400円だったのが、280円じゃないと売れないのは、物の価値が下がり、お金の価値が高くなった為である。 |
しかし、物が安いままだと利益が上がらないので、社員の給料が上げれません。
そこで日本政府はデフレを止めて物の価値をあげる、インフレを目指しています。
これからはインフレを目指す
インフレではジンバブエドルで有名です。2008年には、インフレ率が2億3100万%を記録。わかりやすく言うと、「1年前の7月に10円で買えたうまい棒が、1年後に2310万円になった」という感じだろうか。
その後100兆ジンバブエドルが発行され、現在はジンバブエドルが廃止され、事実上ドルが主要通貨になったそうです。
とまーこれはハイパーがついたインフレです。しかし、お金の価値が下がり、物の価値が上がったわかりやすい例ですね。うまい棒が2310万と言う値段。
2015年にジンバブエドルはお亡くなりになられました。 現在アメリカドルなど他国通貨を使っています。 |
ここまではともかく上手いことコントロールして物の価値を上げて、サラリーマンの給料増やしてみんなハッピーになろうぜ!と言うことです。
ちなみに戦後の日本でもハイパーインフレが発生しています。
日本銀行の調査によれば、1934-1936年の消費者物価指数を1とした場合、1954年は301.8となった。つまり、8年間で物価が約300倍となったことになる[9]。
伊藤正直は、1934-36年卸売物価が、1949年までに約220倍になったとし、1945年の水準からみて1949年に約70倍というハイパー・インフレ[注釈 1]となった、としている[10]。Wikiの日本のインフレーションより引用
ジンバブエだから起きたのではなく、日本でも起こりえる事象であることは知っておきましょう。
インフレになると何が変わる?
物価が上がります。今まで300円で食べてた牛丼が400円になるかもしれません。
<吉野家の牛丼並盛価格の変遷>
スタート:120円
1966年:200円 (80円↑)
1975年:300円 (100円↑)
1979年:350円 (50円↑)
1985年:370円 (20円↑)
1990年:400円 (30円↑)
2001年:280円 (120円↓)・・・デフレ
2004年:販売休止・・・BSE問題
2006年:380円 (100円↑)・・・販売再開
2013年:280円 (100円↓)
2014年:300円 (20円↑)・・・消費税増税(5%→8%)
2014年:380円 (80円↑)・・・12月17日(水)15時より
2015年:300円 (80円↓)・・・期間限定期間限定値下げ (10月1日(木)10時より、西日本限定)
2015年:380円 (80円↑)・・・期間限定値下げ終了
上記の値段の遷移を見ると、最初120円だったものが1990年代には400円となっている。物の価値が高くなりお金があまってしまい、インフレになっている。値段表の1990年にバブルが崩壊し株価がガクッと下がってしまいます。
ちなみに日本の最高株価は1989年12月に史上最高の38957円です。
最初120円~スタートし、株価と共に400円まで値を上げます。バブル崩壊前は、土地の値段など物価が値を上げて、お金の価値が下がっていることになります。ジャブジャブお金をみんなが使っていました。
バブルにはしたくないけど、今より物価を上げたたいと政府は考えています。
物価が上がれば企業収入が増えて給料が上がる。これが政府の狙いです。
しかし、給料が増えるかどうかはその会社しだいなので、増えない可能性もあるなーと思っています。
基本給料が上がる時はその会社の商品が良く売れている時です。
任天堂のWiiが売れている時は、ボーナス良かったと思いますが、WiiUが失敗している今は、ボーナス下がっていると思います。
業績によって様変わりするボーナス事情ですが、5年前の2011年夏のボーナス支給額トップは任天堂でした。支給額は161万9480円で1位独走状態でした。今では、ボーナス支給ランキングに任天堂の名前を見つけることはできません。5年でボーナス事情も業績も様変わりしていますね。
2016年夏ボーナス平均支給額ランキング より引用
業績が悪いとボーナスが減る。当たり前ですね!
しかし、政府からすると社員の給料が増えなくても、インフレを進めることで借金が相対的に減らせることになります。
どう言うことかと言うと、さっきのジンバブエドルではないですが、物価が上がると国民としては今までと同じ生活をするだけで支出が増えて行きます。
牛丼が300円から400円のようにですね。支出が増えれば税収が増えます。
インフレによって入ってくる税金は増えるんですね、借金は変わらないので返済が楽になると言うことです。金利がかわるけどね
何が良いたいかと言うと、インフレを何が何でも政府は進めるだろうと言うことです。
個人が行うべきインフレ対策は?
デフレの場合は、物を買わずにお金で持っておくのがデフレ対策となっていました。
しかし、インフレ対策はお金で持ったまま、預金しておいたままでは、相対的にお金の価値が目減りしてしまうのです。
※1000円で買えたものが1100円に値上がりしていたら、お金の価値が10%下がったことになります。
インフレ対策として、と言うことは、お金ではなく別のものに変えて行くのが良い話になります。
日銀が年2%のインフレを目指しているので、2%以上の金利がつかないと相対的にマイナスになってしまいます。
個人的に好きなイオン銀行は、普通預金としてはかなり高い0.12%ですが、今後物価が2%であがる言うてたら、銀行に預けるだけでは資産が減っていくことになるんですね。
高度経済成長の時は、それに負けないぐらい給料が上がっていたのですが、昔よりはるかに国際情勢の変化が日本にも影響している現在、インフレになった時に会社に従業員の給与を上げる余裕があるか?これは疑問に思います。
①働く時間を増やす。
②持っているお金を育てると言った方法になります。
①は説明するまでもないですね、副業などをするということです。
では、②の持っているお金を育てるとは?どう言うことかと説明します。
資産運用することでお金を育てる
現在あるお金を別のものに投資して運用すると言うことです。
預金は目減りしていくので、リターンが2%以上のものに投資していくと言うことです。
上記の図は大和証券の資料より頂いてます。
下の説明文は、のぶのイメージです。
元本保証有で安全→元本保証無しで損の可能性有り |
預貯金→債権→投資信託=REIT→株式→FX |
元本保証がある、預金や債券は、ローリスクローリターンですが、FXや株と言った市場の流動性高く、元本保証がないものはハイリスクハイリターンとなっています。
個人的には、株の中でも株主優待などは実質リターンが2%以上になりやすいのでお勧めです。
とは言っても選択肢を広げる意味で軍資金が10万以上は欲しいので、まとまったお金が居るのが現実。
株やFXはリターンが大きいが、個人の負担が大きくなります。と言うのも細かい管理が必要になるからだ、特にデイトレーダーと言われる人たちのように、1日中パソコンとにらめっこする必要が出てきる、また大きなお金をマウス一つでコントロールするとなると心理的プレッシャーも大きいだろう。
一言でいえば非常に手間がかかって面倒です。株価が気になってそれだけで一日が終わりそうです。
まとめ
政府の政策が上手くいくとデフレからインフレに移りかわり、今後は預金しておくままでは資産が目減りしていくことが予想されます。
そこでなんとか収入を増やしていく必要があるのですが、宝くじを当てるような一発狙いも魅力的だとは思ういますが確率的に現実ではありません、
時間はかかりますが、手間を取らないと言う意味で投資信託を利用すると言うことに自分は結論が出ています。
今は個人DCの話もありますからね。
と言うことで、また近いうちにお金の話をしたいと思います
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