なぜ土佐稲荷神社の神紋に三菱マークがあるのか?

土佐稲荷神社神文 社会

皆さんイカがお過ごしでしょうか?のぶです。
今回は今色々な意味で話題三菱です。三菱を表すスリーダイヤは世界的に有名だと思いますが、このスリーダイヤが、神社の賽銭箱に使われてる神社があるのをご存知でしょうか?
その神社が大阪市内にあったので行ってきました。

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土佐稲荷神社

大阪の中央図書館が近くにあり、もよりは地下鉄千日前線の西長堀駅から5分ほど。
大阪ドームから歩いて20分弱と言えば、野球やコンサートに行く人にはわかるかもしれない。

ここの神社のマーク神文に三菱のスリーダイヤが使われている

神文とは

基本祭神、祭っている神様にちなんだものになるのだが、実際は神社の社家や、パトロンである領主の家紋になるのが多い。なんでこの神社がスリーダイヤを神文に入れているか?三菱の中の人がこの神社にお金をいっぱい使っているからという現実的な話からである。

土佐稲荷神社神文

 

大阪なのに土佐稲荷なわけ

土佐とは現在の高知県あたり、なぜ大阪にある神社なのに土佐と名前がつくかは

創建の由緒は不詳であるが、長堀川畔の土佐藩蔵屋敷に古くから鎮座していた。天正年間の創建とも、明和7年(1770年)に伏見稲荷を勧請したものとも伝わる。享保2年(1717年)、藩主山内豊隆が社殿を造営して蔵屋敷の鎮守社とし、一般の参拝を許した。以来、山内家は参勤交代で大坂を通る際には必ず当社に参拝し、社殿の修繕は藩費で行われた。 wikiより

もともと土佐からカツオやヒノキを大阪に運んでいたようです。
近所に、土佐との縁がわかる地名が多く残っている。

土佐堀

町域が大川の分流である土佐堀川左岸に沿って位置することに由来する。『大阪市史』によると、この付近は豊臣期に土佐商人の群居した土佐座の地といわれ、これによって河川名を土佐堀川と名づけたと伝えられている。

鰹座橋

土佐橋・土佐殿橋とも呼ばれたが、この橋の北詰には土佐名産の鰹節を取扱う問屋が多く集まり、鰹座が形成され、土佐のほか薩摩・阿波・上総・陸奥などからも鰹節が扱われた。色々な場所のものが使われたのと鰹が地名より商品名が橋の名前になったのでしょうね。

白髪橋

江戸期、土佐・白髪山から切り出されたヒノキを大量に伐採して、この地まで運んで売り捌いていたが、そのヒノキ材で架けられた橋なので「白髪」の名前がついたと言われる。

現在は埋め立てられたりして、橋自身はなくなってるが、バス停や交差点名にその名残がある。

 鰹座橋
鰹座橋標識
白髪橋 バス停
白髪橋

三菱創業者 岩崎 弥太郎(いわさき やたろう)

この創業者岩崎さんは、土佐国(現在の高知県安芸市)出身で、元々は商人じゃないんですが、父親の無実を訴えたことが牢屋に入れられます。そこであった商人の人に算術や商法を学んだことで商業の道に進みます。
ちょうど幕末、明治の混乱期で活躍した人で、土佐の有名人坂本竜馬とも付き合いがあったようです。
土佐藩出身ということもあり、大阪の土佐稲荷神社を手に入れる機会があったようですね。
色々問題もあったんでしょうが、チャンスを掴む実力と度胸があったんでしょう、今でいうインサイダー取引を行ったりして大きくなったみたいですね。
色々調べてておもしろいなーと思いましたが、「日本で初めてボーナスを出した人物である。」これが一番心に残りそうですw元々は夏は氷代、冬はもち代と言った感じの一時金はあったようですが、賞与としての最古の記録は三菱の1876年みたいですね。

ありがたやー

土佐藩と神社のかかわり

参勤交代で大阪に立ち寄り、土佐藩の人がもともとあった神社に伏見稲荷を勧請し土佐稲荷神社となる。昔の人は今の人より医療技術や寿命の関係で神様が身近だったんでしょうね。
しかし、残念ながら明治維新の初めになると、土佐藩の財政難におちいっており、明治の初めごろ岩崎 弥太郎が大阪にあった土佐藩の屋敷や土佐稲荷神社をを受け継ぎ、神社は三菱守護神としたそうです。

三菱マークは創業者岩崎彌太郎の家紋と 土佐山内家の家紋を合わせたもの

土佐藩蔵屋敷を手に入れて三菱商会を作るんですが、この時この土佐藩土佐藩主山内家の三葉柏紋と岩崎家の三階菱紋の家紋を合わせ、広く知られる三菱のマーク「スリーダイヤ」を作った。となるみたいですね。
勝手な想像ですが、土佐藩蔵屋敷を手に入れて、自分の力を強く感じたんでしょうね。家紋も自分の家紋に殿様の家紋を組み込んだのかもしれません。

 土佐山内家が用いていた「土佐柏」

土佐柏

岩崎家が用いていた「重ね三階菱」
重ね三階菱

 

土佐稲荷神社

実際に行ってみるとそんなに大きいわけじゃないが、三菱グループ企業の名前が入ったものがたくさん見受けられる

 他よりちょっと大きい三菱信託銀行株式会社
三菱信託銀行
 ちょっと見にくいが賽銭箱の神文にスリーダイヤがある賽銭箱
お稲荷さんを迎えたと言うだけあって狐もいる
なぜ後ろ足が上がってるのか?神社の人に聞いたが、デザインであり、意味はないそうだ
お稲荷さん

立派な本殿

本殿 

 境内の外にある鳥居
鳥居
これも境内の外にある 
稲荷神社
右の鳥居が参道、左の鳥居が上の写真の鳥居
境内の外にある鳥居
左写真に移っている右が現在地になる
境内MAP
 

しかし、神社境内地図の外側に鳥居があるのが気になった。
境内の隣は現在公園になっているので、公園の土地を市に寄付したのか?と勝手に想像しています。

良い天気だったこともあり、色々と楽しかったです。

この近くに用事があったらぜひ立ち寄ってみてください。

トイレなし

この近くにコンビニなどトイレがないので気をつけて。
図書館、区役所は神社から歩いて5分ほどの距離です

ではまたイカよろしくー

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