仮想通貨の近未来が描かれるオススメ2+1の本

オマエモナー お金

皆さんイカがお過ごしでしょうか?のぶです。

最近読んだ本3冊面白かったのでおススメします。

1.経済の基本が学べる本

2.仮想通貨の将来性を感じさせる本

3.仮想通貨を現在の金融関係者がどう見ているかを知れる本

があったので紹介します。

1.知らないと損する 経済とお金の超基本1年生

色々と評判が良いので読んでみた。
色々と知ってるつもりだったものが、しっかり色々と紐づいた気がする。

素直に読んで勉強になったと思う本だった。

著者の大江氏は野村證券で25年間にわたって個人の資産相談業務に関わった。40万人以上の投資教育を行ってきたと言うだけあって、資産運用の素人へ説明するスペシャリストと言えるだろう。

またその文章の途中途中に用語解説が載ってたり、金利の説明にも図解説が載っててイメージが掴みやすく書かれていて、文章を読みやすくするための配慮もされている。

どんなに上手い説明でも読みづらいと、頭に入らないですからね。

わかるようでわかってなかった株式会社の意味

大航海時代

個人的に、この本で印象深かったのは、株式会社の説明だ。

中国やオスマントルコの勢力が衰えて、ヨーロッパ、特にイギリスが7つの海を支配するそのきっかけになるのが、株式会社とこの本では書かれている。

皆さんも知っている東インド会社だ、コーエーのゲーム大航海時代がこの辺りをテーマにしている。

当時は、地球が丸いという基本概念すらなかったため、ヨーロッパからアジアやアメリカに行くのは大変危険な冒険であった。今の時代で例えるなら宇宙の冒険に近い。宇宙の果てはどうなっているのか?宇宙に人が住める場所はあるのか?宇宙人はいるのか?100年後にはこの疑問も解決していて宇宙に対しての常識が変わっているのかもしれない。

でも、今は宇宙への冒険はリスクが高いものだし、約600年前は、ヨーロッパからアメリカやアジアに行くには大変なリスクを負うことになった。そのリスクを小さくするための方法が、株式会社であると書かれている。

この説明を読んでなるほどなーと、この株式会社が発明されることで大航海時代が生まれるのだなと納得した。ある意味で自分は株式会社を理解出来てなかったなと思った。

この意味がわかるなら、読まなくて良いかもしれないし、わからなかったら是非手にとって頂きたい本だ。

2.元日本銀行の人間が見たビットコイン

仮想通貨

ビットコインが凄いのは、ブロックチェーン技術である。とある意味当たり前の事が書いてある。

はっきり言って筆者はビットコインを信頼していない。
正確に言うとビットコインは通貨として使えない、と確信していると思う。

悪い見方をすれば、筆者は元日銀出身なので、価格変動が大きい自分たちが制御できない通貨は認めたくないのかもしれない。

そんな中「仮想通貨が広まれば、中央銀行には死がもたらされる」と言う筆者の中で明らかに事実と違う未来を描いている人がいたので、警告の意味でこの本を書かれたのだろう。

警告として書かれるとビットコインの悪い点を書くことになり、色々とビットコインのトラブルや事件を列挙しているし、世界の名だたる識者の見解がのせてある。

ただし、この本に書いてるビットコインの欠点は、執筆時点では正しいけど、現在は解消されてるものもある。

JpモルガンTOPが、「ビットコインは詐欺」の発言が載っているが、今年2018年1月に「後悔している」と言う言葉での訂正している。

JPモルガンCEO、「ビットコインは詐欺」発言を後悔
米金融大手、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、「ビットコインは詐欺であり、崩壊する」と発言したことについて「後悔している」と述べた。

そう言った意味では、2017年半ば時点でのビットコイン事情がまとめてある本ですね。

しかし、個人的期待外れだったのは、アフタービットコインとビットコインの次に来るのは、ネムかイーサかと言う、新たな仮想通貨が出てくる話を期待してたら、民間金融機関と法定通貨の電子化の話でした。

*リップルは出てくる。

仮想通貨リップルのロゴ
Global Payments & Financial Solutions for Businesses
Ripple is the leading provider of cross-border payment and digital asset custody solutions. Discover how we help drive i...

しかも、詳しく仕組みの話も書いてあるので、私はその辺りの知識がないため理解出来ないとこも多々ありました。

でもね、日本円も近いか遠いかはわかりませんが、時代の流れで電子化はされます。

その時裏ではこんなことしてたんじゃないかと感を働かせる材料にこの本の知識はなるでしょう。

エストニアを始め世界の政府系金融機関の話がこれだけまとめてあるのは、中々無いと思います。

断片的にはネットで簡単なニュースが見れるけどね、詳しくまとめてあり、色々な国の試みがの本の動きも含めて載ってるのは無いです。

金融業界で働いてる人は、一読必須かも?

法定通貨を含めた大きな意味で仮想通貨の動きを知りたい人もおススメです。

 

仮想通貨で個人が新たな経済圏を作れることを教えてくれる「お金2.0」

仮想通貨

この本の筆者は、今の資本主義時代の限界、資本主義では評価されてないけど、この世界が回っていくためには必要な大事なものを評価する価値主義が訪れていると書かれている。

この発言の根拠として筆者が株式会社メタップスを運営することで感じて来たこと経験からこういう時代になるんじゃないか?と言うことを書いている本だ。

なので、金融工学がーとか、経済学がーとか何か裏打ちされた物があるわけではない。

しかし、この筆者が現場で培ってきた確かな経験に基づく発言には目を見張るものが多くある。

こちらのブログにも筆者の考えが結構のっているので、興味ある方はどうぞ。

佐藤航陽のブログ
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時間の売り買いが出来るタイムバンク

この筆者の手掛ける事業でひときわ目立つのがタイムバンクと言う時間を売り買いできる仕組みを作り上げたのは個人的に驚きの一言

時間の売り買いは簡単に言えば、ホリエモンの時間を10秒単位で買って、ネット中継を使いホリエモンに買った時間だけ色々質問することが出来るのである。

また筆者の考えから、その時間を別の第3者に売り買い出来るようにしているので、ホリエモンの時間は値上がりや値下がりをするのだ。

時間を株のように可視化して時間の売り買いができるようにしている。

仮想通貨は金融関係者には理解できない魅力がある

Fintech1.0とは、簡単に言えばすでに存在している金融の概念は崩さずに、ITを使ってその業務を限界まで効率化するようなタイプのものです。

Fintech2.0は1.0とは全く異なり、近代に作られた金融の枠組み自体を無視して、全くのゼロベースから再構築するタイプのものです。

既存の金融の知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。

その典型がビットコインです。

ビットコインの絵

本書の中を切り取った文章だ。ここを読むと「アフタービットコイン」の筆者は、元日本銀行マンだったので、既存金融のプロ中のプロだ。

アフタービットコインの筆者には、仮想通貨を正しく理解出来てないんじゃないかとかなり思い切ったことを書いている。

仮想通貨が新たな経済圏を作る

そんな筆者からみると、今後はツイッターとかYOUTUBERのように、個人の発言権が増していく、そんな個人が仮想通貨の技術を使って個人の経済圏を作っていくことが可能になる。

つまり、YOUTUBERやアーティストがファンクラブのようなものを作る、そこにオリジナルの仮想通貨を作ると、1つの経済圏ができると言うわけだ。

仮想通貨の影響

問題は、そのコインが欲しいと思わせることだが、ファンクラブならアーティストやユーチューバーオリジナルグッツと交換出来るようにすると、ファンならば欲しがるだろう。

仮想通貨に魅力を持たせるのに手っ取り早いのは、物と交換出来ることだ。

仮想通貨の本命?AMAZON仮想通貨

ここは俺の勝手な妄想。本読んで浮かんだ内容だ。

Amazonの経済圏

現在もAmazonポイントあるが、それがコインになるのは現実にありえると思っている。
仮想通貨の特徴としてコストが安く抑えれると言うのがあるので、現在のポイント管理より、仮想通貨の管理の方が安くて運用に問題がなければ切り替えるのではないかと思っている。

Amazonの商品量を考えるとゲームから食料品、ベットなど様々なものが手に入る、ドルや円と言った為替に左右されない独自の経済圏が出来ることになる。

今でもAmazonポイントは、ギフト券として現実で回っていて金券ショップで現金と交換することができる。

つまり、現金と交換することが日常で行われており違和感無い人が多いわけだ。

仮想通貨を取り扱うための設備費用は、スマホかタブレットがあればOKなので、クレジットのレジに比べるとかなりやすい。

必要なのは専用アプリだけだ、ということは、Amazon仮想通貨が出てくると、ビットコインを取り扱っているお店でも、AMAZON仮想通貨が取り扱いOKと言う店が出てくるんじゃないかなーと妄想します。

こう考えると、Amazon仮想通貨が現実で大きな影響力を持つようになると思います。

お金2.0を読むと色々妄想してしまうところがあります、個人でも仮想通貨を作りことは可能なのですが、人が欲しがる魅力ある通貨となると中々難しいです。

でも、Amazonのように物を持っている会社や、世界的に有名なアーティストなどが仮想通貨を使うとあっという間に、仮想通貨が日常で使われるものになるかも知れなません。

お金2.0の本を読んでみて貰うと、のぶとはまた違った感想を持たれるかもしれない。
読んでない方は是非手に取ってもらいと思います。

まとめ

アフタービットコインとお金2.0で描かれる将来像の違いが面白い。
アフタービットコインは、現在の金融機関にITが導入されたお金1.0と言う感じなのに対して、お金2.0は、仮想通貨などが導入されることによって、今の経済学では描かれてない価値経済の世界がやってくると言う内容だ。

先日株が大きく下げたけど、下げ幅は10%で、歴史的な下げ幅の25%まで行ってないとテレビで言ってたが、仮想通貨の世界では20%30%毎日とは言わない全く珍しくない。リーマンショック級の変動はごく日常的ににある。

毎日がリーマンショック!

2017年末200万のビットコインは今年入って80万に値下がりしたが、2017年の半ばはビットコイン40万だったのだ、この数字を見ると仮想通貨の将来性を信じている人が買い支えており、投機と呼ばれているが、投資している人も多いのだと思います。

投資する人は、今回紹介した本を手に取ってもらいたい。

特に、このビットコイン狂想曲とも言えるこのお祭りは、法整備が一段落すると無くなると思われるので、参加するなら今のうちですよ!w

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