皆さんいかがお過ごしでしょうか?のぶです
ニンテンドーラボの感想です。
個人的には、任天堂があたらしいこと始めたなーと評価はしています。
だけど、これだけではないだろーと思ってたら、これだけでは無さそうなのでちょっとだけ書いてみます。
ニンテンドーラボとは?
詳しくは、動画を見て欲しいのですが、ゲームソフトと印刷してある段ボールをセット販売する。
段ボールを組み立てて、付属ソフトとSwitchを組み合わせると、釣り竿になったり、ピアノになったりと体感型ゲームに早変わりすると言うもの。
Nintendo Labo Toy-con 01: Variety Kit
バラエティキットは、5つのゲームが入っている。段ボールでゲームに対応した5つのコントローラーが作れる
Nintendo Labo Toy-con 02: Robot Kit
ロボットを操縦できるコントローラーを作れる
段ボールの位置づけは、WiiやSwitchでもあったマリカートのハンドル
Joy-Conハンドル 2個セット | ||||
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Wiiで発売されたリンクのボウガントレーニング+Wiiザッパーになると思う。
リンクのボウガントレーニング+Wiiザッパー | ||||
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任天堂はハードとソフトを作っている珍しい会社だ。コントローラーを作る、ものを作るの楽しみを知っている会社で、ネタとしてはあったんじゃないかなーと勝手に推測。
社長が訊くシリーズでも、たびたびコントローラーの開発秘話が出てきてた
WiiUコントローラーの試作品
下記サイトより画像を引用
Wiiバランスボードの試作品
下記サイトより画像を引用
このコントローラ作成の楽しさを伝えれないか?これがSwitchで実現のめどがついたので、発表に成ったのだろう。
詳しくは下記サイトを読んで欲しいが、Switchの機能だから出来た作品として、ピアノがある。
「おまけ機能」扱いする意見もあったSwitchの機能、「モーションIRカメラ」も、Nintendo Laboに組み込まれている。Joy-Con(右)に備えたモーションIRカメラは、目の前の物体に赤外線(IR)を照射し、反射した赤外線をカメラが捉えて映像化、Switch本体に動きの情報を送信するという機能を持つ。
公式動画では、段ボールで組み立てたピアノにJoy-Conをセッティング。モーションIRカメラを使い、指で押した鍵盤を認識しているとみられる。
鍵盤押すと音がなる仕組みがわかるとほーっとなった。
実際にさわってみたいと思いました。
サードメーカーもついて来る?
NintendoLabo出すことでゲームソフトを専門で作る、サードパーティにもっとswitchでソフトを出してもらいたいと思っているんだろうなと思った。
ピアノの出来によっては、キーボードマニアのような音ゲー。とか色々出るんじゃないかなー
鉄騎とか、電車ゲームとか、やはり体感ゲーム系はなんか出せそうな気がする。
従来のゲーム周辺機器と違い安く作成できる
高価な周辺機器の代表格と言えば、PSVRだろう。4万ちょっとぐらいする。
一般には手が出しにくいが、グランツーリスモなどのカーレーシング用の周辺機器も、4万弱と、カーゲーム用なのにかなり良い値段がする。
T150 Force Feedback Racing Wheel for PlayStation (R) 4/PlayStation (R) 3 【正規保証品】 | ||||
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この辺りの商品は極端とは言え、専用コントローラーを作ろうとすると当然ながらそれなりのコストがかかるのがわかる。
コストかけてゲームを出したのに、売れないとなったら悲しい結果しかない。
クリエイターの人は出したくても会社がOK出さないと商品が出ないことになる。
でも、段ボールだとコストが下がるので、商品を出すためのハードルは下がることになるだろう。
段ボールとは言え専用コントローラーがついてくるゲームソフトがあれば、ライトユーザーには手に取り易いかもしれない。(組み立てが面倒と思う人も多いだろうけどw)
ソフトによっては専用コントローラーがあった方が、売上にも+になるものもあるだろう。
市場が大きくなるのは確実
SwitchはWii並みか、Wii以上の販売ペースを維持しているので、かなりの市場を持つことは確実だ。
段ボールコントローラーがヒットすれば、それを判断基準としてサードメーカーも2匹目のドジョウを狙って次々と商品を出してくるかもしれない。
1-2スイッチ以降、Joy-con機能を使ったソフトもそこまで出てないしな。
段ボール使った新しいゲーム開発への期待は大きいだろう。
いつまでも任天堂だけでゲームソフトは出せないからな。
先日のニンテンドーダイレクト、ニンテンドーハードに今まで出してなかった、会社の作品が出て来たからインパクトも強かったけど、冷静に考えるとほぼ移植作品だったしなw
とはいえ、段ボールで新しいヒットが出れば、DSであった脳トレブームまでは、いかないにしても色々なコントローラが出ると楽しくなるだろう。
任天堂の狙いは、子供と大人
動画と公式サイトを見る限り、知育玩具の位置づけを狙っているのは明らか。
特にロボットの場合は、子供一人では難しいのでは?って仕組みも見受けられる。
親子連れ限定のイベントで、実際に体験してもらう企画も用意している。
子供に難しいところは、大人にも手伝って組み立てて貰うことを前提にしているのだろう。
ゲーム人口を広げると言う目的もあるだろうが、まずはゲーム機への理解を深めてもらうための取り組みだろう。
家族に受け入れられるゲーム機
Wiiの時に家族に嫌われないゲームハードを目指すってのがあった。
母親にまたゲームばっかりして!と怒られないようにするために、Wiiにはゲームプレイ時間を残す機能が生まれ、Switchでもその機能は引き継がれ、他の機能が追加されて発展している。
※スマホにアプリを入れることで、子供のゲーム時間やプレイしているソフトがわかる。
ゲームすることは悪い事じゃない、その為には理解してもらう。
NintendoLaboは、子供に受け入れられるのはもちろんのこと、大人も巻き込んで一緒に組み立てて貰う、大人の人にも触って理解してもらう。
動画の中でロボットの中身が見える。
最初は、子供には難しいんじゃね?って思ったけど、大人と共同で作ることを考えてわざと難易度を上げたんだと考えると納得した。
大人も子供の夏休みの宿題を手伝う感覚で、まずは触ってもらえれば、徐々にゲーム内容が理解出来て、決して子供にとって悪い事じゃないと判断してもらえると思っているんだと思う。
そしてこのNintendoLaboは、プログラミングへ繋がる布石になっていると思う。
ラボ自身にもボタン操作でプログラム出来る機能があるのかなーとこの画面みて予想しています。
ファミリーベーシックがかつてあった
昔ファミコンがあった時に、ファミコンでプログラミングができるファミリーベーシックというのがありました。
任天堂が提供する子供向けプログラムの存在は、ファミコン時代からあったと言うことですね。
最近は、プチコンというのDSや3DS、WiiUで出たようです。
Switchでのプログラミングソフトが出る
Switchでも「FUZE Code Studio for Nintendo Switch」というソフトが出るとのこと。
英FUZE Technologiesは、Nintendo Switchで使えるコードエディタ「FUZE Code Studio for Nintendo Switch」を発表した。提供開始は2018年第2四半期の予定。
Switch上で動作するコードエディタで、2D/3Dのゲームを開発できる。プログラミング言語は独自に開発されたBASICベースのテキストベースのプログラミング言語「Fuze BASIC」で、コーディング経験不要で簡単にプログラミングを学ぶことができるという。
FuzeおよびFuze BASICは元々WindowsおよびRaspberry Pi向けに提供されている学習環境で、すでに英国内の数百校で学習に使われるなどの実績がある。
Switchでは、Joyconとそのセンサーに直接アクセスでき、ドックを使用して開発したゲームをTVに表示したりすることもできるとする。
プログラミングが自分でできるようになると、このプロジェクトも変わると思うんですね。
プログラムは作ったので、あとだれか段ボールで作ってくれといったSwitch用フリーソフトが出たり、将来的には3Dプリンタで作ったりするかもしれない。
ここまで行くとなるとごくごくわずかな人だけだと思いますけど、プログラムが小学校の必修科目になる時代、ゲームでプログラムが出来て、それを実際に遊べるとなると、子供にとってもそれを与える大人にとっても幸せになれるだろう。
任天堂のゲームをするとプログラムや物作りに興味を子供が持つ、そんな流れが出来ることを任天堂は願っているのかもしれない。
プログラム教科は必要なのか?
必要なのだと思います。
プログラムとハードを理解することが、コンピュータを理解することに繋がります。
中身を知る必要はないですが、大体こうだろうな、こういう仕組みで動いているんだろうなと勘を働かせることは、今後このコンピュータ世界で生きて行くには必須になると思います。
自分が操作することと、ハッカーから身を守るためにセキュリティ強化の為にもです。
また先日読んだ本では、プログラムを作成する上で、機械に効率よく仕事をさせるためのアルゴリズムを考えることは、コンピュータ以外のどんな仕事でも役に立つと書かれてました。
故・岩田前社長もプログラマーだった
自分が尊敬する任天堂 故・岩田前社長は、社長として超人的な能力を持っていたそうです。でも、その能力をいかせたのは、岩田氏が天才プログラマーであったことも無関係ではないと思っています。
プログラムは、機械に仕事をさせる為の指令書と言えます。岩田氏の指令書(プログラム)は効率的に仕事をコンピュータにさせていたのでしょう。
こんな逸話がある
4Gamer:
それはやはり経営者の資質みたいなものなんですかね?三津原氏:
いやぁ。それでも私の中の岩田さんって,ずっとプログラマーのイメージですよ。だって,経営者になってからも考えの組み立て方が,全部プログラマーのそれでしたし。~略~
三津原氏:
流れがそれこそゲームの開発プロジェクトの進め方と一緒なんですよ。問題がどこにあって,それを解決するにはどうすればいいかを,プログラマーがプロジェクトを進めるときの基本的な手順で,経営に関してもすごく着実に落とし込んでいく。~略~
三津原氏:
ちなみに,ハル研では企業理念に「お客さまと社員が共にハッピーになる」というものがあるので,面談に呼ばれると最初に,岩田さんがグイッと「ハッピーですか?」と,いきなり言ってくるんですよ(笑)※実は「MOTHER2」にもハッピーハッピー教なるものが登場する
【岩田 聡氏 追悼企画】岩田さんは最後の最後まで“問題解決”に取り組んだエンジニアだった。「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」特別編2014年末に,任天堂の岩田 聡代表取締役社長との対談で幕を閉じた連載「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」。今回は特別編として,その岩田氏をよく知るポケモン・石原恒和氏,ハル研究所・三津原 敏氏,クリーチャーズ・田中宏和氏に話を聞いた。...
プログラムを学べば誰もが、社長になれるわけではないが、物事を整理する、問題解決をするための手順が理解できるのは確かだろう。
そのプログラムに興味をもつための第一歩にNintendoLaboは役立つのかもしれない。
はやく触りたいものだ。
ビジネススキルとしては、ファイナンスが最強な気がするが、問題解決スキルとしては、プログラミング(アルゴリズム)なんだろうと思います。
子供が読むのではなく、プログラムを知らない世代の人が読むべき本だと思います。
子供がいる大人の方は是非一読あれ! プログラムではなくプログラムの重要性を感じれる本だ。
では今回はこれにてイカよろしくー!
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