精神科医の読んだら忘れない記憶術まとめ

読んでも忘れる IT系

皆さんイカがお過ごしでしょうか?のぶです。

良い本を読んだのに内容を忘れてしまう。
折角いい本だったのに、いま必要な時なのに、読んだことは覚えてるのに説明できない。

自分は良くあることなんですが、皆さんはないでしょうか?

そんなことを減らすために、「読んだら忘れない読書術」から記憶術ををまとめました。

読書術と言いながらも記憶術が多く語られている本です。

筆者の「樺沢 紫苑」氏は、読んだといえる本は説明できる、議論できるぐらい読み込んだ本が読んだと言えると書いており、速読は意味なく深読せよと本で言われています。

そして本人は月に30冊は読んでると書かれています。

1日1冊ペースを討論できるレベルで読んでるということですね!

しかし、そこまで真似は出来ないと思いますが、この本で書かれている自分でもできる記憶術を抜き出し、まとめました。

ここでは記憶術に焦点を当てており、良い本の選び方や熟読する方法などは取り上げておりません。
記憶術を気に入って、興味が出たら本を手に取ってもらえればと思います。

当たり前のようで実践してなかったなと思うことが多々書かれています。

参考になれば幸いです!

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本の紹介

作品名 読んだら忘れない読書術
著者 樺沢 紫苑
出版社 サンマーク出版
発売日 2015/4/20
本の長さ 212ページ
価格 1650円

本書では、精神科医である著者が、 脳科学的な裏付けのある「読んだら忘れない読書術」を公開します。 また、「SNSの超プロ」としての立場からも、ソーシャルメディアを使いこなし、 読書で得た知識をアウトプットする方法、人とシェアする方法などを明かします。 ぜひ、「読んだら忘れない読書術」を手に入れ、 さまざまな本で学んだ内容を仕事や生活の場で実践してください。 その前にまずは、本書を「記憶に残る読書術」で読み進めてみてください!

Amazonより抜粋して引用

10年たっても忘れない「記憶に残る読書術」のポイント

脳が「重要な情報」と判断する基準は2つです。
「何度も利用される情報」と「心が動いた出来事」です。

本に書いてある、記憶するための重要なポイントになる。

人は必要がない、興味がなければ同じことを繰り返さない。
だから、読んだ本のことを忘れやすい。

ならば、意図的に何度も繰り返し、心を動かすことで重要な情報であると脳に教えてあげれば記憶しやすくなる。

では具体的にはどうするか?を次に説明します。

すごく有名なエビングハウスの忘却曲線

暗記術の本によると、一回暗記したら、翌日に再度チェックする。さらに暗記した日から3日目にチェックする。さらに最初に暗記した日から1週間後にチェックする。

さまざまな脳科学研究を集約すると、最も効果的な記憶術として「 最初のインプットから、7〜 10 日以内に3〜4回アウトプットする 」ということが明らかになっています。 1つ目の「何度も利用される情報」というのは、先ほどのように「1週間に3回アウトプットされる」情報を指します。

1880年~1885年にかけて提唱された「エビングハウスの忘却曲線」
100年以上前から言われているので、暗記の基本になっている。

その後色々な学者さんが研究された続けているようで、細かい情報も出ているようです。

内容としては、1週間という短期間で、同じ情報を3回利用することで情報を引き出しやすくすることになります。

この本には書かれてませんが、一ヶ月後に再度見直すことも進められています。

この繰り返し行うというのは、言わばインプットの数を増やすことで、記憶を定着させようという考えですね。

心が動くと記憶に残る

ドーパミンが分泌されると満足感、充実感、幸福感に包まれ、またその幸福感を再体験したいので同じものを欲求するようになります。
漫画であれば、「次号が読みたい!」と思ってしまう。
ドーパミンは、私たちのモチベーションを高めてくれる重要な物質であり、かつドーパミンが分泌されると記憶力も高まるのです。

科学的なデータによって記憶力のアップが確認されている脳内物質には、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、オキシトシンなどがあります。

 先ほどとは違って、インプットする際に脳内物質を利用しようと言う考えです。

 物語で強く心を動かされると、長い間記憶に残ります。
 子供のころ読んだ漫画や映画なんかがそうですね。
 子供のころ見たドラえもんの映画は未だに覚えている。パラレル西遊記は最強!異論は認める。

 覚えているのは、ドラえもんを見てワクワクハラハラドキドキしてるので、ドーパミンがドバドバ出て心が動かされているからですね

 ホラー小説「リング」で怖い思いをして記憶に定着している場合は、ノルアドレナリンが影響しており、これがPTSDの原因とも言われています。

 これを出来るだけ利用してして記憶術として使おうという話です。

本を読むときにワザと難易度を上げる

 人間の脳は、「自分の能力よりも少し難しい課題」に取り組んでいる時が一番活性化します。

 それは「少し難しい課題」に取り組んでいる時ドーパミンという脳内物質が出て、集中力がアップし記憶力も強化されるからです。

 少し難易度が高いと「記憶に残りやすく」、「学びの効果を最大化できる」というわけです。

 ゲームが自分に合った難易度だと、興奮して楽しい記憶として残りやすいのがわかりやすい例ですね。

 では具体的な方法は?

本を読む場合は、2つの難易度を設定することができます。
「本の内容」と「本を読むスピード」です。「本の内容」の難易度は買った瞬間に決まりますが、「本を読むスピード」は自分で調整できます。

つまり、本をいつもより早く読んだり、いつもより高度な内容の本を読むことで、脳内物質を多く出して、脳を活性化させると言うことです。

ワクワクタイムを利用する記憶術

「おもしろそう!」と思って本を買ったなら、買った直後からすぐに読み始めることです。

 単純なことで、バカバカしく思えるかもしれませんが、これは齋藤 孝氏の「究極 読書の全技術」にも載っています。買ったら喫茶店に入って1冊20分ぐらいで内容を把握しようと書かれています。

 齋藤孝氏は、ワクワクしているうちに読まないと、買った本に対しての魅力が薄れていくためと書かれています。

 先ほどはドラえもんでしたが、好きな漫画の新刊だと確かにすごくワクワクするし、面白かった本は意識しなくても、凄く記憶に残っているので、このワクワク感は効果あるのだと思います。

 専門書なども新しく買った時に、目次などに目を通してパラパラとめくって全体像を把握しておくのは重要ですね。

読書を最大限生かす記憶術

「初頭努力」で5分、「終末努力」で5分

15分で本を読むと、「初頭努力」で5分、「終末努力」で5分、合計10分の「記憶力の高い状態での読書」が可能になります。

15分という時間は、脳科学的に見ても「極めて集中した仕事ができる時間のブロック」である

これは非常に神経を使う同時通訳者の世界でも15分が限界と言われていて、そのタイミングで通訳者が変わることが多いです。

つまり、集中力が続くのは15分が限界で、15分単位でスケジュールを組むのが効率的です。

そしてこの最初の5分と最後の5分は、集中力と記憶力が高まるので、15分で一度休憩を取り、再度15分集中して読むようにすると効果的な読書時間が過ごせるでしょう。

マーカーを引くことで脳を活性化

「マーカーでラインを引く」「書き込みをする」ことで、脳の複数の領域を使うことになり、より脳が活性化し、記憶に残りやすくなるのです。

マーカーを引くことは齋藤学氏も推奨されています。

やはりここが大事だと意識して、手を動かすことで脳に教え込む作業になるのです。

記憶術を使った作業まとめ

準備段階

・ワクワクする本、ちょっと難しい本を選ぶ。

・本を買ったらワクワクしているうちに目次で全体を把握しる。

・この時に本の難易度を確認

読書中

・15分で一章読むなど、集中力を最大限利用する。

・読む際にマーカーを引いて、脳の複数領域を使い脳を活性化させる。

1日目の復習 ・夜寝る前にマーカーを見直す。
3日目の復習 ・内容を人に話す。または、キーワードや名言をもとにSNSでシェアする。
7日目の復習 ・ブログなどでレビューを書く。

毎回このようなことを考えるのは、難しいかもしれませんが、一つ一つは簡単な内容ですので、一冊読むごとに1つ実行する。

それを続けて習慣化していければ一番いいのだと思います。

本を読む作業は非常に楽しいものです。

楽しくて自分を高めてくれる読書、内容を身に着けるためにも、この記事が少しでも助けになれば、幸いです。

今回の記憶術はこの読んだら忘れない読書術から、引用させていた来ました。

テーマがボヤケルので記憶術以外は今回紹介してないですが、自分にあった本の選び方など本を読む際の注意事項を脳科学や心理学の視点からの説明が載っている点が、ためになります。

読んでない方は一度読んでいただきたい本です。

読書術ということで似た点がありますが、本当に本が好きな方なんだなとわかる情熱が読んでると伝わってくる本。

上の本はクールな説明が多いが、こちらは情熱をぶつけて来ます(笑)
音読を何度も推奨してくるのも特徴的でした。

こちらも一度読まれることをお勧めします。最近改訂版が出たようです。

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