皆さんイカがお過ごしでしょうか?のぶです。
本当は先月ぐらいから、紹介文を書こう書こうと思ってたんですが、先延ばしにしてたら、アニメ化が発表されてしまったw
ちょうどいいので、なろうラノベの大傑作「本好きの下剋上」の紹介をします。
本好きの下剋上とは!
本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする? 作ってしまえばいいじゃない。目指すは図書館司書! 本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう。※最初の主人公の性格が最悪です。ある程度成長するまで、気分悪くなる恐れがあります。
いわゆる転生ものです。転生したら幼女になっていて前世の知識を使って転生先にない商品をつくって売りまくって、下克上というか一種の成りあがりを行う「なろう」系ではよくある話です。
でも、女の子が主人公なので成り上がりと言うよりシンデレラストーリーともいえるかもしれない。
実際かなりの人気があり「このライトノベルが凄い」で2年連続1位を獲得しています。また番外編も出ています。
※画像クリックするとAmazonに繋がります。
画像の上が小説、下がコミックス
またコミックの方も出版されている。(コミックの出来も良い)
読売新聞で2018年の年末に新聞に公告が出てたのが印象的でした。累計100万部突破と書かれてたはずです。
ちなみにライトノベルの扱いのようであるが、Amazon kindleでの扱いは「児童書」である。ラノベか児童書かどっちかなぞw
ただ作者は子供でも読めるように心がけているそうです。
個人的には小学生、高学年から年配の方でも読めるとは思う。変なパロディネタとかも少ないからね。良い意味で全年齢版だと思います。
本好き下克上の魅力
家族愛
主人公マインは、虚弱体質というハンデを負います。
なので子供の時に本を作ろうとしても、家の外に出るのも一苦労する状態です。
しかし、主人公は家族やご近所の人、そして友人を越えた関係になる幼馴染の助けをかりながら一つ一つの問題を解決していきます。
この辺りの家族愛や友人との恋になってないほのかな心情が読んでて心を打たれます。
(自分が好きな「なろう系」の本では「無職転生」って作品がありますが、あれも家族愛の描き方がスゲー好きなんです。)
その一緒にいるだけで幸せを感じれる家族との触れ合いが、貴族と平民といった身分差や主人公の虚弱体質の原因が元になり、家族と離れて暮らしていくことになります。
この離れることになる部分がまた、涙なしには読めないですね。
主人公マインはトラブルメーカー
マインはこの世界にまだ商品化されてないものを作れるといった、強さを持っていますが、超!虚弱体質という肉体的な弱さを持っています。
また、基本マインはお人好しの善人であり、前向きなので周りの助けが徐々に増えてきます。
しかし、周りのかかわりが増えていくと、前世の常識と転生先の常識(貴族の常識)の違いが顕著になって、次々とトラブルが起こっていきます。
ここでいうトラブルは、マインが作り出す商品が金を産むことに気づく人が増えていくことで起こります。
けど持ち前の明るさ、ポジティブさと周りの助けでマインはトラブルを切り抜けていくことになります。
この辺りの周りの助け方は、話の作り込みが凄いので読んでて非常に面白いです。
世界観が独特
魔法がある世界は、ファンタジー小説ではよくありますし、貴族は魔力が強いって設定もそんな珍しくないと思います。
けど、この世界は貴族の家や平民の家も基本は、領主が作っているんですねw
領主の魔法では足りない部分を平民は勝手に増築工事しているようです。
言えという絶対的なセーフティエリアを領主が作っているところから、平民と貴族の差の大きさを感じることが出来ます。
またこの世界の宗教が凄く独特で魔法の話とリンクしてきます。
宗教の存在
主人公の前向きな姿勢で基本明るい話ではありますが、神殿という存在が出てくるとまたくらーい話と世界の成り立ちの話が出てきて、世界観の成り立ちにアクセントを加えてくれます。
宗教は知識階級である貴族の挨拶や、魔法の根幹にかかわる話になるので避けて通れない話です。
でも、上手いことストーリーに組み込んであるので、違和感なく読んでいくことが出来ます。
個人的にこの話が良く出てくる第三部からが好きです。
どこで読めるの?
無料で読む
小説家になろうで読むのがお手軽です。
文字のみですが、番外編の最新話まですべて読むことが出来ます。
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~
小説家になろうは、メールアドレスで会員登録(無料)するとしおり機能が使えるようになるので、続きが読みやすくなり便利です。話がすっっっっっごく長いので、ぜひ登録しましょう。
コミックスの場合
コロナとニコニコの二つのサイトで読むことが出来ます。
初めて読むのなら、コメントが流れないコロナ版で読むほうが良いと思います。
しかし、公開されている話数がコロナとニコニコでちょっと違うっポイ。
コロナ版 第1部
コロナ版 第2部
コロナ版 第3部
ニコニコ版 第1部
ニコニコ版 第2部
http://seiga.nicovideo.jp/comic/37068
ニコニコ版 第3部
http://seiga.nicovideo.jp/comic/34334
第1部と第2部は同じ漫画家さんだが、第3部は別の方が担当されている。
これは原作が長いので、1人の漫画家さんだと完結まで30年かかるので、2人体制でやるらしい。
2人でも15年かけないと完結しないってのもすごいですよねw
有料だが安く読む
有料ですが月額980円でAmazonが読み放題サービス(KindleUnlimited)に本好きの下克上のコミック(第1部の4巻まで)と小説版(第3部の1巻まで)が、含まれているので結構おススメ。
特に初回30日は、無料なので無料の間に早い人はすべて読んじゃうと思う。
なろうで公開されているものと、単行本の違い
一番大きくてわかりやすいのは、追加されている各種エピソードだろう。
小説家になろうを読んだだけでは、商業ギルドのギルド長は金に汚い非常にずる賢いスゲー悪い人に思えるが、単行本に乗っている、ギルド長視点の話を読むと、非常にデリカシーがないだけで決して悪人ではないと読み取れる。
ギルド長になってるだけあって、それなりに人望あるんだろうなーとエピソード読んだ後はそう思った。
無理ないエピソードが組まれており、本編を書くときにある程度計算されて作られているんだろうなーと思える話ばかりなので、ぜひとも手に取っていただきたいと思う。
もちろん、読みやすくまた、ストーリーの理解を深めるための微調整が多々あります。
完成度はやっぱり単行本が上です。
はじめて読む人は先にコミック版をおススメ
コミック版の良いところは全ての登場人物に絵で顔が書かれている点だろうw
話が長いため、登場人物もドンドン増えていく。
Webのなろう版を読む前にある程度、顔がわかるようにコミックス版を読んで置くとすんなりストーリーが頭に入ってくると思う。
ただし、コミックスになる際に結構バッサリ切られたエピソードと言うか小話が結構あるので、コミックス読んだ後も少なくともなろう版も読むことをお勧めします。
まとめ
すんごく面白いのは確かなので、ぜひとも手に取ってもらいたい作品。
個人的には女性主人公のものは余り好きじゃないんだけど、この作品は全て読み終えた。
恐らく男の人でも読みやすかったのは主人公視点の恋愛ものではないからだと思います。
主人公マインが、本を読むためにあの手この手を使い本作りを目指し、時には自分という存在に悩んだりする1人の人間の物語です。
アニメで見た後で読むのも良いかもしれませんが、アニメどこまでやるかわからないし、全部はやらないからなー
またアニメが今一だったら読む気が起こらないと思うのでw
ぜひ読んでみてください。
では、またイカよろしく!
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