こんな人におすすめ!
・読んだ本を身に着けたい
・短時間で本を読みたい
・短時間で見直ししたい
読み終わった日 | 2023年11月7日 |
題名 | 早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚! 」読書法 |
著者名 | 浅田 すぐる |
出版社名 | SBクリエイティブ |
評価 | 9点(10点満点) |
ひと言まとめ
読書メモの決定版と言える。
はやい、簡単、覚えやすい と良いとこ取りである!
忘れず身に読書法を実践するには?
「目的を明確にして、具体的な解決を自分の言葉3つでまとめる」
この作者の言い分は凄く面白く
「自分が気になった、必要と思えた点だけを拾えば後は読む必要がない。」
という主張だ!
これを見た際に「1Book、3point、1Action」という言葉を思い出し、これは1つの本で得られるのは3つのポイントであり、1つでも行動に移せれば良いという表現だ。
1冊の本隅から隅まで読んでも、1つも得るものなく、1つも行動できてない自分にとって、必要なとこだけ読め!ってのは衝撃的だった。
この本はその必要なものだけを読んでメモする一つのテンプレートとなる。
A4紙一枚読書法のテンプレートと手順
A4紙一枚読書法に必要なもの
紙とえんぴつである。
自分は方眼罫5mのノートと4色ボールペンを使っている。
筆者はA4紙一枚と赤、青、緑の3色ペンと書いている。
黒ペンのみでやるのもいいが、カラフルのほうが後から見直しはしやすい。
紙一枚読書法のテンプレート |
1.左上の日付と本のタイトルを埋める
日付とテーマ、本のタイトルを書く
緑ペンで書く
2.右上のQに本を読む目的、得たいものを書く
このQは本を買った目的でもある。
ここをはっきりさせることで、本を読む目的がはっきりしてノウハウまたはキーワードを探すスピードがあがる。
タイトルがそのものになることも多い。
青ペンで書く
Qに対する答えはどのあたりかを確認する
表紙・裏表紙、プロフィール、まえがき、あとがきなどをチェック
もくじを見てQへの答えがどこに書かれているかの検討をつける。
5分ぐらいで終わらせる。
3,実際に読み始めて目的に合う、気になった点を左のメモ欄にメモ。
15個のスペースがあるが、全てを埋める必要もなく、Qに書いた目的達成できればそこで終わっても良い。
書くスペースが小さいので要約して自分の言葉で書こう。
要約することで覚えやすくなり、自分の言葉なので見直しした際に思い出しやすい。
本の文章のまま書くとノート見ても意味がわからないのは自分の言葉で書いてないのが大部分の原因。
ここの作業は10分が目安
青ペンで書く
4,Qに対する答えAを左のメモ欄を参考にしながら埋める。
読書メモを参考にしてAを埋める。
その際一つの文章にしてまとめ、動詞にするのがポイントだ。
◯ | ・目的を意識する |
☓ | ・意識したい目的が書かれた紙を繰り返し見る |
目的を意識するだと、心のなかで終わってしまってるが、動詞にしたものは実際に行動に移している。
行動に移すことで日々実践できることになり、身につくことになる。
赤ペンで書く
5、What,Why,Howをベースにした質問を作り、右下の欄を埋める
ここも3つ埋める必要はないが、本を人に端的な説明が出来るようになる。
1.一つ目にWhyの質問「何故手に取ったか?」
◇なぜ手に取ったか?(Why)
・本を読んでも読んだだけで身についてない
・説明したい時に思い出せない
2.2つ目にWhatの質問「何が気に入ったか?」を
◇何が気に入ったか?(What)
・一つのフレーム(型)で埋めていくことで手順が覚えやすい
・短時間で本が読める
・ノートに記録され見直しが出来る。
3.3つ目にHowの質問「どのように使えるか?」
◇どのように使えるか?(How)
・自分に「身につく」読書が実践できる
・見直しのノートが作成できる
必ずしもWhy,What,Howじゃなくても良いが、5W1Hからの質問が作りやすい。
人に説明することは本を理解すること、自分の言葉にして具現化する必要があるのでこの3つの問いを利用すると良い。
問は緑、答えは青ペンと使い分け。
目安は5分
まとめ
本を読んでその後三ヶ月ほど実践してきたが、この目安時間に出来たことはまだない(笑)
1-2時間はかかるし、あっという間に15個のメモ欄が埋まってしまうことがある。
ただ、明らかに必要ないななど、全て読まなくても自分に必要ない本だと切り捨てることが出来るようになったのは、一つ成長したと思う。
また読書ノートを作成し今まで読んだ本の見直しができるようになった。
読書ノートを丁寧に書きGoogleKeepを使って、テキスト起こしが出来て、スマホでいつでも見直しができるようになった。
この本をベースにして自分なりに色々発展できている。
非常におすすめな本である。
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